トサノクロムヨウラン

(ラン科ムヨウラン属)

 硬くて黒い茎をもつ腐生ランです。かなり暗い環境のなかで咲かせる淡褐色の花、特に白に紫色を帯びたその唇弁は神秘的な感じがします。一日花で、朝開花し昼前には閉じてしまうようです。

[撮影データ]

06.8.12 東京都

 束になって開花しているものを探し求めて森のなかをさまよい歩きましたが、残念ながら花を一つだけ咲かせた個体がいくつかあるだけでした。



07.8.16 東京都

 新たな自生地を発見しました。ここでは個体数は少ないものの数個体が開花していました。




09.7.25 神奈川県
     
 花のアップです。







09.7.25 神奈川県

 蕾をたくさんつけた株を見つけ、楽しみにして通ったのですが、やはりまとまって咲いてはくれませんでした。





10.8.15 東京都
     
 埼玉県産の個体です。2個体が出現し、開花を楽しみに5回通ったのですが、花が見られたのは2回だけでした。下の蕾から上に向かって徐々に開花していくようです。




12.8.12 埼玉県

 花のアップです。







12.8.12 埼玉県
     
 個体数は少ないものの、この年も花を咲かせていてくれました。







13.8.12 埼玉県

 この時期になるともう花期の終盤で、花茎の上部のものだけ花を咲かせていました。





14.8.24 埼玉県

 2年前と同じ場所ですが、個体数が少し増えているようです。






16.8.10 埼玉県
     
 この年は当たり年だったようで、多くの花を見ることができました。





17.8.13 東京都

 この年は春先からかなり暑かったのですが、開花時期は例年とそれほど変わりませんでした。





18.8.18 東京都
     
 久しぶりに束になって花を咲かせた株を見ることができました。






19.9.1 東京都

 全部で5花ありました。







19.9.1 東京都
     
 花の色が明るいクリーム色をした個体です。








21.8.6 東京都

 花のアップです。







21.8.6 東京都
     
 この年の夏は降雨量が少なかったせいか、出現した個体数は例年より少なめでした。






22.8.8 東京都

 花のアップです。







22.8.8 東京都