タンザワサカネラン

 (ラン科サカネラン属)

 2008年に新種として発表されたランです。その名のとおり丹沢山系に分布し、過去にも数個体が発見されているようです。同行した花の大先輩が開口一番、「今までに見たサカネラン属のなかで一番きたならしい」との言葉がとても印象的でしたが、たしかにそのとおりです。このきたならしさの虜になってしまうのはこのような私たちだけではないと思いますが、いずれにしても稀に生える植物の場合は、美しさを持ちあわせていると絶滅の可能性が高まってしまうわけで、このきたならしさは植物にとっても私にとってもほんとうに好ましいことです。

[撮影データ]

11.6.25 神奈川県

 丹沢以外にも各地で発見されているようで、こちらは福島県の個体です。あまり目立つランではないので、意外と多くの地域に自生している可能性もありそうです。





12.6.17 福島県

 福島県の個体ですが、今年も無事に出会えることができました。







13.6.23 福島県
     
 7年ぶりに出会うことができました。








20.6.15 福島県

 花のアップです。








20.6.15 福島県
     
 久しぶりに丹沢の自生地に訪れました。







22.6.26 神奈川県

 花のアップです。






22.6.26 神奈川県
     
 暑い日が続いたせいか、この年の開花はかなり早めでした。






23.6.20 神奈川県

 この年は数個体しか出現していませんでした。






24.6.22 神奈川県