ミヤマウズラ

(ラン科シュスラン属)

 ウズラにたとえられた葉の白い斑紋が魅力的です。花は、見る角度によっては子豚が笑っているようにも見え、思わず微笑んでしまいます。かなり群生しているときもあるのですが、そういうところの個体は何となく弱々しい感じで、点々と単独で生えている個体の方が力強い株であることが多いような気がします。

[撮影データ]

04.9.26 千葉県

 ここではアケボノシュスランと同じ時期に開花します。右側の葉だけのものがアケボノシュスランですが、このミヤマウズラの葉の模様は少し変わっていて、もしかしたらアケボノシュスランとの交雑種の可能性もあります。


06.9.2 群馬県
     
 典型的な斑の入った葉のミヤマウズラです。






07.9.16 千葉県

 静かな森の中でひっそりと花を咲かせていました。






08.8.14 長野県
     
 この年はミヤマウズラの当たり年だったようで、周辺に点々と生えている個体の多くも開花していました。






11.8.20 埼玉県

 みごとな群落でした。






14.8.24 東京都
     
 この丘陵にはそこそこの個体数があるものの、ここ数年、暑さのせいかすべての株が蕾の段階で萎れ開花しませんでした。久しぶりに見る花です。





17.8.21 東京都

 猛暑のせいか、開花したのは数個体のみでした。






18.8.5 埼玉県
      
 このあたりではいつも8月中旬に開花するのですが、なぜか7月中に花を咲かせていました。





19.7.30 埼玉県

 この周辺では個体数は多いものの点々と孤立して花を咲かせていました。








20.8.31 山梨県
     
 花のアップです。








20.8.31 山梨県

 この年は花を咲かせた株がかなり少なめでした。






21.8.30 山梨県