カヤラン

(ラン科カヤラン属)

 渓流沿いなどの空中湿度が高いところに咲く、小さいながらも見応えのある美しいランです。花期はかなり短く、1日から数日で花が散ってしまうようです。

[撮影データ]

00.5.6 埼玉県
     
 多くの登山者が通る道沿いにあったカヤランですが、花が小さいせいか誰も気づかないようです。







00.5.5 埼玉県

 冬に見つけたかなり大きな個体です。たくさんの花を咲かせるだろうと期待していたのですが、どうやら株の大きさと花つきのよさは比例しないようです。



04.5.1 東京都

 ふつうは木の高いところに着生しているのですが、この個体は膝ほどの高さに着いていました。




07.4.29 東京都

 こちらは杉の木の5メートルほどの高さのところに着生していた個体です。





07.5.4 埼玉県
     
 ひさしぶりに見るカヤランです。図鑑では、樹上に着生するとされていますが、ここでは岩に着いていました。






12.5.17 群馬県

 超望遠レンズで撮影したカヤランです。






13.4.28 埼玉県

 4個体がまとまって花を咲かせていました。まだ昨年の果実が残っていて、種子を散布しているようです。







13.5.5 埼玉県
     
 まだ裂開しない果実をつけたカヤランです。その長さからすると、子房は受粉後に10倍以上も伸長するようです。







14.5.3 埼玉県

 この木には、以前かなりのカヤランが着生していたのですが、だいぶ減ってしまったようです。




15.5.3 埼玉県
     
 手の届くところに咲いていたカヤランです。








16.4.26 埼玉県

 何年も前からこの木にぶら下がっていた株です。ここだけいつも開花が遅く、花を見ることがなかったのですが、今年は真っ先に開花したようです。





17.4.30 埼玉県
       
 新たな自生地のものです。








19.5.10 埼玉県

 ちょうど見ごろの状態で花を咲かせていてくれました。







20.5.8 埼玉県

 数個体が重なって一斉に花を咲かせていました。





22.5.1 埼玉県
     
 この年は春の訪れが早く、例年より1週間ほど早く開花していました。





23.4.25 埼玉県

 果実ですが、種子は芥子色をしていました。





23.4.25 埼玉県