ヒメノヤガラ

(ラン科ヒメノヤガラ属)

 とても小さな植物で、よほど注意して見つけないと探しだすのが困難です。ある本には、観賞価値がまったくないというようなことが書かれていましたが、これほど面白い植物はそうやたらとあるものではないと思います。植物体の色が人肌のようでもあるし、何よりも肉感的で艶かしく、毎年出会いたいランのひとつです。

[撮影データ]

05.7.9 神奈川県
     
 今年はちょうどいいタイミングで撮影できました。とても変わった植物です。




07.7.8 神奈川県

 今までとは別の場所ですが、この年はあまり出現しなかったということです。





11.7.12 神奈川県
     
 久しぶりに見るヒメノヤガラです。






16.7.3 神奈川県

 ちょっと訪れる時期が遅かったせいかほとんどの花は終わりかけているなか、どうにか見つけた1株です。




19.7.10 神奈川県
     
 この年は梅雨明けが早く、雨がほとんど降らなかったため林床は乾ききっていましたが、どうにか花を咲かせていてくれました。





22.6.28 神奈川県

 暑い日が続いたので、もう開花しているのではないかと思って出かけましたが、やはりまだ咲き始めでした。





23.6.20 神奈川県
     
 この年は数個体しか姿を現しませんでした。





24.6.27 神奈川県