ギンラン(アルビノ)

(ラン科キンラン属)

 葉緑素を失ったギンランです。同じ属のキンランでは60パーセントは菌根菌から栄養を摂取しているそうですから、わずかに残った葉緑素での光合成の能力は、ほんの数パーセントという感じです。この個体はその後結実まで至ったということでした。

[撮影データ]

16.4.25 東京都
    
 こちらは完全に葉緑素がなくなった真っ白な個体で、まるでギンリョウソウのような雰囲気を漂わせていました。












16.4.26 東京都
              
 茎と葉は白色ですが、唇弁の隆起線はふつうのギンラン同様に黄色を帯びていました。













16.4.26 東京都

 今年も見ることができましたが、天候不順のせいか開花が2週間以上遅れていました。












17.5.12 東京都
          
 残念ながら純白の個体は絶えてしまいましたが、こちらは健在でした。










19.4.29 東京都