アキザキヤツシロラン

(ラン科オニノヤガラ属)

 とても不気味な花で、まるで妖怪植物ベムといった感じがします。これが竹薮の白骨死体のまわりに生えていたら背筋が凍りついてしまうことでしょう。でも、頭蓋骨の眼窩あたりからこの植物が顔を覗かせていたら、ちょっと幻想的な光景になりそうです。そんなことから、私の特に好きなランの一つです。

[撮影データ]

05.10.7 神奈川県

 ちょっと時期的に遅かったせいもあって、ほとんどの花が萎れかけていました。でもこの植物の場合、腐りかけていたという表現の方が適切な感じです。そういうことで、どうにか見つけた花盛りの個体ですが、なかなかいい味を出しています。

07.10.2 東京都
     
 アキザキヤツシロランの果穂です。





07.11.14 東京都

 やはり独特の雰囲気を醸し出しています。色といい形といい、マイケル・ジャクソンのスリラーのプロモーションビデオを連想してしまいます。




08.9.23 東京都 
     
 2年ぶりに訪れましたが、天候不順のせいか、開花がだいぶ遅れていました。こちらはちょうど見ごろの個体です。





10.10.9 東京都

 久しぶりに訪れましたが、出現している個体はかなり少なめでした。






13.9.29 東京都
     
 この年は開花が早かったようで、ほとんどの個体が黒くとろけたような状態になっていました。幸い1つだけ新鮮な個体を見つけることができました。




14.9.28 東京都

 この年の開花は、例年より10日ほど早かったようで、ほとんどの個体が開花を終えていました。




15.9.20 東京都
     
 久しぶりに見た果実です。







15.11.25 東京都

 この年は気温が高かったせいか、例年よりかなり早く開花していたようです。






16.9.17 東京都

 新たな産地の群落です。





17.9.22 東京都
     
 昨年と同じ場所ですが、発生量がかなり少ない状況でした。






18.9.23 東京都

 この年は開花がやや遅かったようです。






19.10.3 東京都
     
 この年は暑い日が続いたためか開花が遅れ気味でした。







20.10.7 東京都

 花のアップです。








20.10.12 東京都
     
 この年の開花は異常に早かったようです。







21.9.22 東京都

 この年は天候不順のせいもあってか、例年より株数が少ない状況でした。






22.9.30 東京都
     
 この年は秋まで残暑が続き、開花は例年よりも遅れていました。しかも長期間にわたってだらだらと咲き始めるという状態で、まったく花期のピークがつかめない状況でした。



23.10.14 東京都