ナンバンギセル

(ハマウツボ科ナンバンギセル属)

 ススキなどに寄生する風変わりな植物です。ナンバンなどというと、鉄砲とともに西洋から伝来した帰化植物のような気がしてしまいますが、もとから自生していて、古くは「思草」(オモイグサ)と呼ばれていたそうです。こちらの呼び名の方が何となく風情があり、少し寂しげな秋の気配に似合うように思います。

 (下は白花のもの)

[撮影データ]

06.9.3 埼玉県
06.9.3 埼玉県