ヒナノキンチャク

(ヒメハギ科ヒメハギ属)

 花見の途中でたまたま立ち寄って初めて見た植物です。ヒナノキンチャクを知らなかったので、花の大先輩にお聞きすると、「ヒメハギ科で小さなピンク色の花を咲かせる植物」とのことで、ヒメハギの桃色版と思っていたのですが、それとはかなり形が異なる、小さくて可愛い花をたくさん咲かせていました。名前の由来は、果実が小さな巾着に似ていることからのようで、環境省の2000年版のRDBでは、日本に現存する個体数は300個体とあり、とても貴重な植物であるということをあとから知って驚いた次第です。


[撮影データ]

07.9.9 長野県

 果実はほんとうに巾着のようです。























09.9.6 長野県
        
 斑入りの個体もありました。






























09.9.6 長野県

 今までとは別の場所ですが、ところどころで美しい花を咲かせていました。
































10.8.19 長野県

 埼玉県の個体です。この年は雨が少なく地面が乾燥しきっていたせいか、半分しおれかけたような状態だったのがとても残念でした。





















12.8.28 埼玉県
      
 この周辺では点々と花を咲かせていました。































14.8.30 長野県